当院の虫歯治療の特徴
特徴1 できるだけ削らない、最小限の治療で最大限の結果を
「できるだけ歯を削りたくない」
それは患者様だけでなく、歯科医師も同じです。
その思いをカタチにするために大切なのが“MI”という考え方です。
MIはMinimal Interventionの略で、“最小限の侵襲”という意味になり、できるだけ歯を削らず、最小限の治療で最大限の結果を目指すものです。
大阪市旭区のみずたにおとなこども歯科クリニックはこのMIを大切に考えて、患者様の大切な歯を残せるように努力いたします。
特徴2 できるだけ痛みの少ない治療
「お口を健康な状態にしたいけど…治療が怖くて歯科医院に足が向かない」
年齢を問わずこういう方は多いと思います。
一度でも治療で嫌な目に遭うと、それがトラウマとなって治療が怖くなるものです。
当院ではこうした「治療が怖い」という方にも安心してもらうために、表面麻酔や電動注射器、極細針、ニューカブリ(麻酔液を痛みが感じにくい温度に調整する機器)などの工夫で治療時の痛みの軽減に努めています。
特徴3 妊婦さんの虫歯治療にも対応
妊娠中はお口の中の状態が変化して、虫歯になりやすくなります。
お母さまのお口の中に虫歯があると、生まれてくる赤ちゃんも虫歯になりやすいので、妊娠中も定期的に歯科医院へ通ってお口を清潔・健康な状態にしておくようにしましょう。
安定期に入ればほとんどの治療は問題なく受けていただけます。
虫歯の原因
虫歯の原因は大きく3つ、“細菌”“糖”“歯質”です。
これらに“時間”という要素が加わって虫歯はできると考えられています。
ミュータンス菌などのお口の中の虫歯菌の数、食べ物などに含まれる糖、そしてお一人おひとりの歯の質や唾液の機能などの要因が重なり、そうしてリスクが高まった状態が長く続くほど虫歯になりやすくなります。
虫歯の進行と治療法について
虫歯は進行段階に応じて次の5つに分類されます。
C0(ごく初期の虫歯)
歯の表面が溶け始めた状態ですが、痛みなどの症状はありません。
正しいブラッシングと予防で健康な状態に戻すことが可能です。
C1(エナメル質の虫歯)
歯の表面が虫歯になった状態で、痛みはほとんどありませんが放っておくと進行を許してしまうことに。
虫歯部分だけを削り、そこをコンポジットレジン(CR)で埋めるなどして歯の機能を回復させます。
C2(象牙質の虫歯)
エナメル質の中にある象牙質にまで進行した状態で、冷たいものや甘いものがしみるようになります。
必要最小限だけ虫歯を削り、詰め物を入れて歯を補います。
C3(神経の虫歯)
歯の神経(歯髄)まで進行した状態で、何もしていなくても激しく痛むようになります。
歯の神経を取り除く根管治療が必要になる場合があり、治療後は被せ物を入れて歯を補います。
C4(末期の虫歯)
末期の虫歯で、歯の根っこ(歯根)まで進行した状態です。
ここまで進行すると抜歯が必要になることが多く、抜歯後は入れ歯やインプラントなどの治療でお口の機能を回復させます。
虫歯になりやすいところは?
“虫歯ができやすいところ=汚れが溜まりやすいところ”と言え、奥歯の溝、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、歯の根っこなどが挙げられます。
また虫歯治療で入れた詰め物・被せ物の周囲も要注意な部分で、ご自身のケアでどこに磨き残しが多いのか、きちんと把握することが虫歯予防の第一歩と言えます。
当院でも歯垢(プラーク)の染め出しなどでご自宅でのケア状況を確認し、どの部分に磨き残しが多いのかアドバイスいたしますので、是非、虫歯予防に役立ててください。
虫歯を早期発見するために
初期の虫歯では痛みなどの自覚症状がほとんど現れないので、どうしても発見が遅れる傾向にあります。
そのため、早期発見のためには歯科医院での定期検診が欠かせません。
治療で削った歯は元通りにはなりません。
大切な歯をいつまでも守り続けるには、歯科医院での定期検診で虫歯の早期発見に努めることがとても大事なのです。
妊娠中の歯の治療について
妊婦さんと歯の治療との関係
「妊娠中は歯の治療が受けられない」とお考えではありませんか?
実はそんなことはないのです。
安定期に入ればほとんど治療は問題なく受けていただくことができます。
もちろん、妊婦さんとお腹の赤ちゃんの安全を第一に考えて、万全の体制でお口を診させていただきますので、妊娠中のお口のトラブル改善・予防のためにも是非、当院へお越しください。
妊娠期はお口のトラブルに注意
妊娠中の女性ホルモンの変化などの影響により、妊婦さんは普段よりも虫歯や歯周病などの病気になりやすくなります。
女性ホルモンの影響以外にも、つわりによってブラッシングしづらくなったり、唾液の質が変化して虫歯菌の活動が活発になったりするなど、妊娠中の様々な要因によってお口の中でトラブルが起こりやすくなります。
妊娠期は歯周病に特に注意
妊娠中の歯周病は妊娠性歯肉炎と言って、早産・低体重児出産のリスクを高めるとされています。
そのリスクは飲酒・喫煙よりも高いとされていますので、歯周病がある方は妊娠前か妊娠中にきちんと治療を受けて改善しておくようにしましょう。
妊娠中に親知らずの抜歯はできるの?
安定期であればほとんどの治療が受けられますが、親知らずの抜歯については妊娠中は避けた方が良いと言えます。
抜歯にともなう痛み・腫れがお腹の中の赤ちゃんに悪影響をおよぼす恐れがあり、また痛み止めなどのお薬の使用にも制限があります。
そのため妊娠中の抜歯は避け、出産を待って落ち着いてから親知らずを抜かれることをおすすめします。
妊娠中、どうしても親知らずが痛むという場合には、妊婦さんとご相談のうえ、適切な処置を行わせていただきます。